豊橋市のピアノ教室「いとうピアノ教室」です♪
絶対音感とは?①の続きになりますので、そちらからお読みください🙏
この絶対音感と呼ばれる能力は耳の発達途中にトレーニングを開始しなければいけません。
大きくなって自分が欲しいと思ってから、では絶対につかないのです。
「6歳半頃」これが耳の発達が終わるポイントになります。
故に、6歳半までのスタートなら、トレーニングを行うことで絶対音感を後天的につけることが可能になるそうです。
(この年齢を超えてしまった場合は絶対音感は諦め、相対音感を鍛えていく必要があります。精度の高い相対音感は絶対音感に近いものになるので、聴音等で困惑することは少なくなります。)
また、高低差を考えてしまうようになると、絶対音感はつかないので、できるだけそこと結びつかない低年齢うちにこのトレーニングに手を出せると良いそうです。
生後2ヶ月から可能、というのも読みましたが、私が生後2ヶ月を扱えませんので、当教室では1人でお座りができる1歳から、とさせていただいております。
色が分かれば問題ありません。というか、このトレーニングを通して色を学んでいく、くらいの気持ちでもいいです。
私が現状一番悩ましいと思っている点は、忙しい現代社会において「自宅で保護者の方がトレーニングを行わなくてはいけない」という点です。
何せ、共働きの方が多くて、帰宅から就寝までの時間が短い…足りない…という方が非常に多いです。
レッスンでも同じトレーニングを行いますが、あくまで出来をチェックして、進度を見ているだけで、レッスンに来た時だけやったら定着するものではないのです。
何回も同じ顔のイラストを見せられたらだんだんその顔を覚えますよね?
何回も同じ音を聴いて脳に刷り込むことで、この音はこれ、というように結びつける作業がトレーニングなので、一回のトレーニング自体は2〜3分なのですが、それを1日にら4〜6回程度行う必要があります。
自宅のトレーニング95%です。
脅しとかではなく、本当に。
また、音に集中する必要があるため、トレーニング中はご家族に静かにしてもらったり、気が散らならいように配慮してもらう必要があったりして、これもご兄弟がいらっしゃる環境とかですと、自分だけ遊べないことにそわそわしてしまったり、トレーニング中にご兄弟が大きな音をたててしまう、など、なかなか難しい壁もあります。
そして、今しかない!と焦る親御さんと今はやりたくない、と嫌がるお子さんで親子喧嘩勃発…なんてこともあるので、音楽を楽しむためにつけてあげよう、と思った絶対音感のトレーニングがお互いの苦痛のもとになってしまう…という本末転倒な事態も…
ピアノの練習と同じですが、この時間、このタイミング、でやろう、などとお子さんとしっかりお約束をしておく必要性がありますね…難しい…
色々と小難しいことを書いてきましたが、絶対音感は身につけることにタイムリミットのある能力です。
低年齢でなければそもそもスタートラインにも立てません。
相対音感は大きくなって自分の力でつけていくことが可能ですし、絶対音感と相対音感の両立は可能です。
親御さんの力を借りないと身につけることのできない絶対音感という能力を、今しかないこの時期に日々少し時間を割いてプレゼントしてあげられないでしょうか?
そんなお手伝いができたら嬉しいな、と思っております😌